近年ですと、よく言われている基礎や下地等見えない部分の費用の手抜きというのは正直なところ、構造的に「潰れる」や「すぐに壊れる」といった極端に大きなものはないのではないかと思います。
見積もり金額の差異があるとすれば、
①流通の中にそのショップや会社がいる立ち位置の問題
住宅会社さんやリフォーム会社さんの場合は基本的に外構工事については施工店に見積もりを依頼する形となるため企業である以上利益を取らねばなりません。
②その会社ごとの販売管理費による利益率設定の問題
各会社により社員数や展示場等の設備等必要経費が異なってくるため、当たり前ですがおのずと必要とされる利益率にも差異があります。例えば東京の渋谷のど真ん中の美容室と地方都市の美容室だとカット料金が異なるのと同じで家賃や人件費といった部分により費用が異なるのは当然ですし、それと同じだと思います。それがたまたま美容室だと3,000円が5,000円になるのと同じで、たまたま単価が安いのでそこまで気になる価格差ではないかもしれませんが、100万円単位の工事ですと約1.7倍で170万円。つまり70万円の差異がある。これと同じ話だと思います。
③仕入れの得意不得意分野の問題
会社により仕入の強い分野、弱い分野があると思います。例えばカーポート等いわゆる金属製品の場合、ここに強みをおいている会社の場合当然仕入れ量も多いわけですから仕入れ値も安いかと思いますが、逆に自然素材等を用いると極端に価格が高くなったりすることもありえるのではないかと思います。例えば植物に関することをメインにしている会社に金物製品を依頼すれば値段は高くなります。
当店の場合は、比較的どの分野も真ん中ぐらいの立ち位置にいるのではないかと思っています。