「シンボルツリー」とは、ガーデンの中心となる主木のことです。それだけに、何をどのように選ぶかが大きなポイントとなります。
「シンボルツリー」の中でも特に人気が高いのが、樹形のすっきりとした「落葉樹」です。今回は、その代表とも言うべき「ヤマボウシ」を紹介します。
「ヤマボウシ(山法師)」は、ミズキ科、ミズキ属の落葉樹で、「アメリカハナミズキ」に近い樹木です。成長すると10m近くなりますが、巨大樹というほどではありません。
庭木の特性としては、まず樹形がすっきりしていいます。このため、最近では株立ちの人気が高くなっています。また、白い花(5月~6月)が美しく、9月頃に熟す果実を食べることも出来ます。
「アメリカハナミズキ」との見分け方が難しいという話をよく聞きます。花の時期であれば、やや花が小さめで、葉が出てから花が咲くのが「ヤマボウシ」で、花が咲いてから葉が出るのが「アメリカハナミズキ」です。ただ、花や実のない時期に一般のお客様が、両者を見分けるのは少し難しいかもしれません。