駐車スペースに良く使われている"草目地"。タマリュウ等を中心に、普段車が駐車されていないときにもフロントスペースに緑の潤いを・・・という趣旨でよくプランに採用されています。
でも、この草目地。採用するときにはいろいろ注意が必要です。
①現状、又は将来カーポート屋根を検討している
②普段はほとんど車は駐車したままである
③実は駐輪兼用スペースである
最初の1つ目は意味が分かるとして、②と③は恐らく当店のお客様が多くお住まいになられている高槻市・茨木市・枚方市界隈のお客様だと特に当てはまるポイントではないかと思います。
まず、このタマリュウ。いくら強いとはいえ、植物です。
水も必要ですし、光合成もしなくてはいけません。
このエリアに来て、特に初めて新築されている方とお話していて圧倒的に多いライフスタイルがあります。
"電車通勤"
一見、私たちにとっては当たり前かもしれませんが、駐車スペースを広く取られているオーソドックスな外構プランをイメージする家にすまれている方って結構自動車通勤の方が多かったりします。
だからこそ、昼間は駐車スペースに車を駐車していない場合が多いよう。
これは、実は駐車スペースのデザインそのものとも関わる問題で、そもそもほとんどの時間車を駐車しているスペース。車で地面なんてほとんど外から見えないのになんのかんのと素材を多用する必要があるの???という根本的なお話になってくることも多くあります。。。
逆によく"お父さんお母さん(お子様にとってはおじいちゃんおばあちゃん)が時々来るときに車が置ければと思って・・・なんていういわゆる"来客者用駐車スペース"は、普段は車が駐車されていないスペース。
そういった空間の場合普段は駐輪スペースになっていることが多いのが、都心近郊住宅。
この場合も意外とこの目地というのは厄介です。
"スタンド立たへんやん"
”自転車こけるやん"
まもなくそんなお客様の土間面前面リフォームに着手するのですが、車通勤、1人1台車保有の車社会なエリアと違い、都心の住宅で安易に採用したら結構あとあとめんどくさい。これが草目地です。
グリーンをプランに取り入れるのは、いいことなんですが、土間の目地1つに、実はお住まいになる方のライフスタイルの相当な検討が必要。駅徒歩圏内で新築住宅を検討されている方、要注意です。